今回は2社間ファクタリングと3社間ファクタリングについてご説明したいと思います。
ファクタリングには2種類の契約形態があり、それが2社間ファクタリングと3社間ファクタリングです。
この二つのファクタリングの違いについて解説いたします。
2社間ファクタリング
2社間ファクタリングとは簡単に言うと、お客様とファクタリング会社の2社間だけで完結するファクタリング取引です。
2者間ファクタリングの流れは、
1 ファクタリング会社に申し込む
2 ファクタリング会社による審査
3 売掛債権の買い取り
4 お客様の口座にファクタリング会社から入金される
5 売掛先からお客様の口座に支払いされる
6 お客様からファクタリング会社に入金する
以上となります。
ファクタリング会社とお客様だけでのお取引なので、売掛先にファクタリングの利用が知られる心配がございません。
「売掛先にファクタリングの利用が知られたら、資金繰りが悪いと思われてしまうかもしれない…」といった心配をすることなく資金調達が可能です。
2者間ファクタリングは今すぐ資金が必要な場合にお勧めできる資金調達方法です。
2社間ファクタリングのメリットとデメリットについてご説明したいと思います。
2社間ファクタリングのメリット
売掛先に知られない
先述したとおり、2社間ファクタリングはお客様とファクタリング会社の2社間だけで
完結するお取引です。ファクタリング利用を売掛先に知られたくない場合に最適です。
最短即日で資金調達
2社間ファクタリングでは、最短即日で資金調達が可能です。
急な支払いが発生してしまった場合、銀行融資やノンバンクでは資金調達が間に
合わないかと思います。しかし、2社間ファクタリングだと即時資金調達が可能なのです。
早期資金調達が必要な場合、ファクタリング会社にぜひお問い合わせください。
2社間ファクタリングのデメリット
手数料が高い
2者間ファクタリングは買い取った売掛債権の売掛金回収ができない場合のリスクを踏まえています。そのため手数料が(相場:10~30%)と高く設定されています。
手数料を抑えたい場合は3社間ファクタリングがお勧めです。
審査が通りにくい
ファクタリングで重要視されるのは、売掛先企業や売掛債権の信用度です。
2者間ファクタリングの場合、売掛企業先との関ることがないためファクタリング会社も慎重に審査するので審査が通りにくいことがあります。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングの2社間ファクタリングと大きく異なる点は、ファクタリング取引に、お客様とファクタリング会社、そこに売掛先企業が加わることです。
3社間ファクタリングの流れは、
1 ファクタリング会社に申し込む
2 ファクタリング会社による審査
3 売掛債権の買い取り
4 お客様の口座にファクタリング会社から入金される
5 売掛先からファクタリング会社に支払いされる
以上となります。
3社間ファクタリングは、売掛先企業が加わることにより、 手数料が安くなったりファクタリングの審査が通りやすくなったりします。
3社間ファクタリングのメリットとデメリットについてご説明したいと思います。
3社間ファクタリングのメリット
手数料が安い
ファクタリングは「売掛債権の買い取りサービス」なので、売掛債権の
信用度が重要視されます。
そのため、売掛先企業が加わることにより、売掛債権の信用度が増すのでその分手数料が
安くなるのです。
審査に通りやすい
先述した通り、ファクタリング取引で重要視されるのは売掛企業先、売掛債権の信用度です。ファクタリング取引に売掛先企業が加わることで、取引の信用度が増し、審査に通りやすくなります。
3社間ファクタリングのデリット
売掛企業先に知られてしまう
3社間ファクタリングは売掛企業先を含むファクタリング取引なので必然的に
売掛企業先に知られてしまいます。そのため、今後の売掛先企業との取引に影響がでる
可能性があります。
資金化に時間がかかる
2者間ファクタリングでは最短即日で資金調達が可能ですが、3社間ファクタリングでは、
売掛先企業が加わってくるため、資金調達に1~2週間ほどの時間がかかります。
即時資金調達が必要な場合、2者間ファクタリングがお勧めです。
以上が2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いとメリットになります。
会社にあった種類のファクタリング選びの参考になればと思います。
お読みいただきありがとうございました。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。